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製造系工場サラリーマンによるサラリーマンブログ(毎日時差なし定時帰りを目指して)

iDeCoは若年期には不要と考える件

お疲れ様です。

 

製造リーマンです。資産運用について本を読んだり、ネットで調べたりしていると必ず「iDeCo」を必ずオススメされます。

しかし製造リーマンは「iDeCo」は運用していません。

「iDeCo」の必要性も人それぞれの考え方、生き方によって変化してくるため、一概に良い運用先とプッシュするのはいかがなものかと考えています。

今回は「iDeCo」について記事にしていきます。

 

#目次#

 

iDeCoとは

「iDeCo」とは、「個人型確定拠出年金」の呼び名で、簡単に言うと「自分で自分の年金を作る制度」のことです。

 

確定拠出年金は導入している企業に勤めている方の場合、企業型確定拠出年金について、入社時や導入時に説明を受けたことがあると思います。

製造リーマンの勤めている会社も企業型確定拠出年金を導入しております。

 

企業型の場合、掛け金は会社側が負担し運用は個人が行う商品となります。運用先は国内株式から海外株式、国債、農中など様々であり、運用次第で将来受け取れる金額が変動します。

 

個人型(iDeCo)もこれと同様であり、個人で証券会社を通して加入し、将来の年金を自分で運用する商品となります。

詳しくは下記のリンクを参照ください。

 

www.ideco-koushiki.jp

 

iDeCoのメリット

iDeCoのメリットとしては、やはり「税制面」での節税となります。確定拠出年金制度自体がそうであるように、iDeCoも3段階に渡って控除扱いとなります。

 

①掛け金による所得控除

iDeCoでは、毎月の掛け金に対して、所得税と住民税の控除を受けることができます。

例えば、毎月1万円を掛け金とした場合、それぞれ10%ずつ控除を受け取れるため、約2.4万円の節税となります。

 

②運用益の非課税

iDeCoも積立運用となる為、毎月の運用状況に応じて運用益が発生しますが、これも非課税扱いになります。しかしこの点については後述する内容にてほぼ意味がないと考えています。

 

③受取時の控除

確定拠出年金は企業型、個人型ともに受け取り方法が2通りあり、「年金」か

「退職金(一時金)」として受け取ります。

ともに年金控除と退職金控除があり、通常の運用益を受け取るよりは税制面で優遇されます。

 

製造リーマンがiDeCoを運用しない理由

前述している通り、iDeCoは国が用意した商品である為、税制面で様々な優遇措置が取られていますが、iDeCoには大きなデメリットがあります。

 

それは・・・・

 

「60歳以降にならないと引き出せない」という面です。

 

これが「若年期」には非常に非効率です。

 

そもそも「年金」ですから当たり前なのですが、「60歳って何年後だよ!」って話です。

製造リーマンは60歳まで30年以上あります。この間に国がとうなっているか、どのような金融商品が生まれるか、会社は、家族は、などなどあまりにも読めないことが多すぎます。

この間、万が一の場合にも引き出すことのできない金融商品に一定額を投資し続けるだけの「体力」と「根気」を若年期からiDeCoに費やす必要性が製造リーマンには感じられません。

 

ちなみに「若年期」とは製造リーマンのなかで勝手に45歳前後までを考えています。会社人生を折り返して、そろそろ老後のことも視野に入るのが、この年齢かと考えているためです。

 

30代、40代前半は税制面での優遇前に、まだ「儲けること」を考えても何とでもなる年齢です。

 

同じ運用面の非課税措置で言うと「積立NISA」や「NISA」がありますが、これは枠が取り戻せなくなるデメリットを除けば、自由に引き出しが可能である為、通常の投資信託と変わらず運用が可能となります。

 

製造リーマン的iDeCoの活用について

老後を豊かに暮らすために、若年期に自由に使えないお金をたぶんに確保するのは、人生設計において正しいことなのか、製造リーマンは疑問を感じます。

人生における年代別のお金の価値観は、大きく違ってきます。10代の1万円と30代の1万円の価値が違うように、30代の100万円と60歳以降の100万円は恐らく違った意味合いを持つでしょう。30代で使えない老後の為の100万円を用意するくらいなら、いつでも使える切り札として、100万円を生活防衛費とするなり、積立NISAに投資したほうが人生設計上、リスクを抑えることが可能と考えます。

 

その為、同じ積立でも投資信託や終身保険など「解約や換金」が可能な積立と「換金不可」が確定している積立では若年期の人生設計が不安定な時期は前者が適しているでしょう。

 

もし、iDeCoを早くから運用するなら、それは資産として計算せず「忘れて」資産運用する必要があるでしょう。積み立てNISAやNISA、通常のインデックス投資、個別株投資など他のうまみのある投資をしてもなお、資産に余裕がある場合にiDeCoの運用を考えれば十分だと思います。

 

製造リーマンは現在、妻と自分の分併せて年間80万円の枠をフルに使って積み立てNISAを運用しています。この内容については、別途記事にしますが、この運用が終了する19年後から、iDeCoを開始する予定です。それでも10年以上はiDeCoを運用可能であり、十分非課税の税制面の優遇は受けることができます。

そのころには、多少なりとも年収も増加している?予定である為、より税制面の優遇にうま味を感じることができると思います。

 

最後に

資産運用、人生設計において、「使えるお金」を考えることはとても重要です。人生は老後を豊かに過ごすために送るのではなく、その時その時を大切に過ごしていくことが重要だと製造リーマンは考えています。

もちろん、目的別に用意する必要のあるお金は存在しており、子供の学費や自分の老後の生活費はそれにあたるでしょう。

しかし、それらの為だけに、今の人生を楽しまず、貯蓄することは本末転倒な気がします。

 

お金はあくまでもツールです。それと引き換えに得れるものに価値があるのであって、お金を持っているだけでは価値はありません。金融商品に投資してその利益を受け取ったり、消費することで満足感を得ることができるのがお金です。

 

特に若年期は結婚や育児、仕事と人生を最も豊かに過ごせる時期です。iDeCoをはじめ積立系統の投資をするときには、自分が得れるお金についてしっかりと考え、将来を豊かにするとともに、「今」を豊かにすることも考えていきましょう。

 

そういうことで製造リーマンは現在iDeCoは運用していません。

将来、有効に活用させて頂こうと思います。

 

最後までありがとうございました。