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製造系工場サラリーマンによるサラリーマンブログ(毎日時差なし定時帰りを目指して)

クラウドクレジット(ソーシャルレンディング)からの1年ぶりの返還がマイナスだった件

お疲れ様です。

 

製造リーマンです。先月昨年初めてソーシャルレンディング投資を始めたときに最初に投資したのが「クラウドクレジット」でした。

そして、今回13か月の期間を経て、ついにクラウドクレジットから返還がされたため記事にしていきます。

 

#目次#

 

クラウドクレジットとは

クラウドクレジットとは「ソーシャルレンディング」という種類の投資を扱う企業であり、特徴としては「海外案件」がメインとなっているところです。

 

海外の事業者に対してローンを取り扱っており、投資者は案件ごとに明記されている

「国名」や「事業内容※詳細までは不明」を確認し投資を行います。

通常、個人では行えない海外へ金利投資を1万円から行える為、投資のポートフォリオにおけるリスクヘッジの1つとしても十分に魅力的だと思います。

 

しかし、海外案件である為、為替の影響や国ごとの政治による影響など、国内での投資とはまた違うリスクが存在するのが懸念材料ではあります。

 

クラウドクレジットのもう1つ有名な点としては、「伊藤忠商事」をはじめとする

「大企業」出資を得ており、強力なバックアップが存在します。

投資者としては、大企業による出資を得ていると、クラウドクレジットに対する知名度や信頼が大きく変わってきます。

 

その他のソーシャルレンディング企業でも有名で実績のある企業は1部上場企業が親会社であったり、投資会社が行っていたりとソーシャルレンディングを単体として扱う企業より他の地盤ですでに実績のある企業がやはり信頼が厚く人気があります。

 

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クラウドクレジットが有名になったきっかけ

製造リーマンがソーシャルレンディングを知ったきっかけでもあるのが、

「ガイヤの夜明け」という様々な企業の取り組みや社会問題を扱う社会派TVにてソーシャルレンディング投資の先方として紹介されていたのが「クラウドクレジット」でした。

 

この時、クラウドクレジットは先進国ではない地域、ペルーやカメルーンなどへの出資をメインとして紹介されており、社長自らが営業に出向いて、その国での金融調査や出資会社の選択などを行っていました。

製造リーマンの認識では当時は海外案件が珍しく、センセーショナルなイメージを感じ、将来性も高い投資なのではとTVを通して感じたのを覚えています。

 

実際、この放送後の反響は凄まじく、クラウドクレジットの登録者数は急激に伸びています。ちなみに製造リーマンもこのうちの1人です。(笑)

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製造リーマンが投資した案件

製造リーマンは3件の海外案件に投資を行いました。

 

①【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド25号

 表面利回り(年利) 10.5%

 投資期間      13か月

 投資金額      135万円 

 

②【ジョージアラリ建て】マイクロローン事業者ファンド

 表面利回り(年利) 10.1%

 投資期間      13か月

 投資金額      100万円

 

③【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド27号

 表面利回り(年利) 10.2%

 投資期間      13か月

 投資金額      5万円 

 

3件への投資で合計240万円を投資しました。この時は案件の数も少なく、人気が沸騰していたタイミングであった為、投資できる案件で新興国や未発展の地域ではなく、過去に表面利回りに近い実績のあるマイクロローンを中心に案件を選択しました。細かく分散投資をすることはせず、2件に大きく振り、残りの端数は後日出てきた案件に投資して計3件となりました。

 

待ちに待った返還結果は…?!

先月返還されたのは①と②の案件であり、③の案件は後述しますが、先日遅延の連絡が別途きております。

 

返還結果は下記のとおりです。

①【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド25号

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②【ジョージアラリ建て】マイクロローン事業者ファンド

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結果から伝えると、2件合計で約7000円のマイナス返還となっております。

2件とももともとの表面利回りからは大きくかけ離れた実績となっており、特に

①【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド25号 についてはマイナス5万円を超えて、元本割れとなっております。

 

2件ともクラウドクレジットから提出された運用レポートの内容としては、ともに為替の影響を大きく受けたことが分配に影響しております。

 

これはクラウドクレジットへ投資する1つの大きな懸念材料であり、当該国内で運用自体が順調に行われていたとしても、為替の影響で利益が失われてしまうリスクが非常に高い投資です。

 

投資家への返金は日本円で行う必要があり、当該国での運用自体がうまくいっていれば投資期間を為替に合わせて延長することもできず、ローンの貸付先から返還されれば、おしまいです。

 

同じ海外投資としても、外貨を直接持つ場合にはないリスクかもしれません。

 

 

詳しい運用レポートは下記に貼っておきます。

レポートを見る限り、①【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド25号 

については、そもそも運用開始時点から損益分岐点に1度も達しておらず、無理な計画だったのではと疑いたくなるようなグラフです。(笑)

 

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投資した感想

今回の返還を受けて、製造リーマンはクラウドクレジットへの投資を中止しています。決して元本割れしたこと自体が理由ではなく、「投資」「資産運用」という観点から考えると、クラウドクレジットへの投資は製造リーマンのリスク許容度や投資に対する考え方に沿っていないと感じたためです。

 

正直、「そんなことは投資する前にしっかりと考えておけよ」という内容なのですが、当時は目新しい投資先に少し惹かれすぎてしまっていた為、深く、自問自答を繰り返すことができていませんでした。

 

製造リーマンが感じたクラウドクレジットに投資するリスクとしてはやはり一番大きいのは投資先の国内事情や為替の影響です。

これについては、私たち個人の投資家ではコントロールすることはもちろんできず、更にもし予測ができたとしても、ソーシャルレンディングの場合、自己都合で返還要請はできません。

目の前で元本が減っていくのを見守ることしかできません。

 

また、クラウドクレジットが出している期待リターンマップについても今回返還された2件を含むマイクロローン事業は、返還前月の段階で

「ファンド販売時と同じ水準が見込める」となっております。

 

しかし、いざ蓋を開けてみれば「為替」の影響1つで大きくマイナスしており、この期待リターンマップなるものもあまり「期待」しないほうがいいのかもしれません。

まぁあくまでも「期待」ですから…

 

最後に…

恐らく製造リーマンはクラウドクレジットへの投資は今後しません。最近のクラウドクレジットのファンド内容を見ると新興国が多く、リスクがより高い案件が増えている傾向です。投資先を探すのに苦労しているのかもしれません。

出資金の集金状況をみても、各ファンドごとにまばらであり、一時の勢いはないようにも思えます。

 

ソーシャルレンディングへの投資は「投資の中でも高リスク」であると製造リーマンは考えており、その中でも海外案件主体であるクラウドクレジットはより懸念材料が多いように感じます。

大手が出資している分、ラッキーバンクのような詐欺まがい?トラブルはないかもしれませんが…

 

あくまでも製造リーマンの主観ですので、参考までに。投資は自己責任でお願いします。

 

最後までありがとうございました。