部下の成長は自分の成長次第な件
お疲れ様です。
製造リーマンです。私は職場内にあるセクションのうち1つの製造ライン責任者を担当しています。
担当となったとき、私はまだ20代半ばで部下にあたる正社員や契約社員の方々はほぼ年上で先輩でした。
この時感じたことや責任者としての本をたくさん読み、実践し、失敗してを繰り返した内容について記事にしていきます。
#目次#
責任者としての失敗
製造リーマンが担当したセクションは社内で新セクションにあたり、新ラインの立ち上げから担当していたこともあり、そのまま責任者となりました。
責任者といってももちろん上司はいて、上に「主任」、「課長」が存在していますが、基本的に最終意思決定以外の面は全て管理していました。
当時の私はラインを最も知り尽くしていた立場であった為、基本的にミスをするのは部下や後輩になります。
そしてその内容は私から見れば安易で簡単に言えば
「なんでこんなこともわからないんだ」
と考えており、どうしても「なんでできないんだ」と言ってしまうこともあり、恐らくみんなからは「なんだこいつは」「生意気な奴だな」「怖い人」という言われていたでしょう。
今思えばこれは完全に責任者としての働き方、考えとしてはOUTです。
まだ、良かったのは何とか会社のCSRや上司に言われることがなく、会社生命に影響する前に気づけたことでしょう。
製造リーマン的ダメな責任者
製造リーマンが考えるダメな責任者は以下のパターンです。
①高圧的に部下、後輩にあたる
私もそうでしたが、上司や責任者となる人は基本的にそのライン経験が長く、職場経験も長く、熟知している人が多いでしょう。こうした人が部下や後輩に「高圧的な態度」でものをいうパターンはとても危険です。
自分は知っていて当たり前のことは、過去の経験があってのことなはずなのに、「今」では当たり前となってしまい、出来ない人を見ていられない状態で、「なんでできないんだ」と言っているのでしょう。
しかし、会社の環境やライン環境はその当時と今とでは基本的に違い、同じ時間、同じラインにいたとしても、同じ経験値が積めことはとても難しいことです。特に昨今は働き方に対する考え方、残業対応面、会社の育成方針など目まぐるしく変化している時代です。この時代の変化についてこれていない人が「高圧的な態度」をとる責任者となるのでしょう。
「自分はできていた」からといって他の人が同じ時間を経過しているだけで「できる」と考えるのはナンセンスです。
②部下、後輩の意見、考えを受け入れられない
責任者となるとライン管理を行うため、ラインの状況を見て様々な改善を行いやすい立場にいます。しかしラインを改善したい、仕事内容を見直したいと考えているのは部下や後輩も同じです。
こうした下からの意見を受け入れられず、「否定から入る」責任者は後輩の意欲、やりがいを搾取してしまいます。
まず受け止めることから初めて、責任者も本当にうま味のない話なのか考える必要があります。
③犯人捜しをしてしまう
何かトラブルが発生した時にまず「誰がやった」「誰の責任だ」と犯人捜しをしたがる責任者がいます。このパターンは問題の深堀ができず、そのトラブルの本質から逃げて本来とるべき責任を少しでも軽くしたいと考えています。
責任を取ることが本来の責任者の仕事であるはずが、その本質からも逃げている最低のパターンです。
書き出すとまだまだいろいろなパターンがありますが、製造リーマンが働いている環境に多いパターンはこの3パターンです。
どれも文章にすると自分の上司がこうだと辛いパターンですね。
責任者としての製造リーマンの考え方
製造リーマンが現在考えている責任者として必要なことは
「部下や後輩の成長は自分の成長次第」
であるということです。
どういうことかと言いますと、まずポイントとなるのが
「部下の考え方はコントロールできない」
ということです。
当たり前かもしれませんが、他人(部下や後輩)が考えていることや感じていることを100%認識することはもちろんできず、更に自分の考えに合わせることはできません。
本質的になにを意図しているのか、なにを考えているのかは自分のことしかわからないのに、考え方をコントロールしようするのは不可能なことです。
例えば、同じミスを繰り返す部下がいた場合
なぜミスをしたのかはミスをした人、本人にしかわからず、場合によっては自分自身でも理解できていないこともあるでしょう。
こうした時に、「能力を否定」したり「叱責」するのではなく
「なぜ部下がミスをするのか」を自分(責任者)が理解することが大切なのです。
つまりミスをした人に原因を求めるのではなく、そのミスが発生した環境に原因を求めていくべきなのです。
環境であれば、設備面や作業体制なの対象物やコントロールできない「人」ではなく、物理的な「物」となる為、コントロールすることができ、計算が立って上手くいきます。
そして自分の考え方や相手に対する感情はコントロールできるものであり、環境に目を向ければ、人に対してマイナスな「感情」は発生しません。
簡単なことかもしれませんが、いざ現場で実践しようと思うとなかなか難しいものです。
人間である以上、一時の「怒り」や「落胆」は必ずあります。しかしその感情のそのままに行動していては動物と同じです。
自分の感情をコントロールして、コントロールできないものは初めから除外していきましょう。
最後に
製造リーマンは今とても気を付けているのが部下や後輩に対する「口調」です。普段のフランクな話し方から仕事の話し方に至るまでメリハリと感情の乗せ方に注意しています。もちろん、マイナスな感情はクリアしてあくまでもプラスに導くためのコミュニケーションとしています。
人との関わりは「連鎖していくもの」であり、その人との直接的な関係が切れたとしても社内にいれば間接的に必ず巡り合わせがあります。
コミュニケーションのあり方はビジネスを円滑に行うための重要なツールである為、これからもどんどん磨いてい行きたいと考えています。
最後までありがとうございました。
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